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2024年06月07日 フェムケア

更年期症状改善におすすめの食材

   

40代になると体や心の変化を感じる

40代になると、個人差はありますが、体や心の変化を感じ始めます。

体の不調がある女性

✔ 疲労感・・・以前より疲れやすく、回復が遅いと感じるようになる

✔ 睡眠障害・・・寝つきが悪い、夜中に目が覚める

✔ 体形の変化・・・体重が増えた、肉付きが変わった

✔ 心の変化・・・イライラしやすい、憂鬱な気分になる

もしかすると、更年期の始まりかもしれません。

「更年期の症状かな?でも病院に行くほどではない・・・」と思っている方に、

まずは、セルフケアで対応できるか試してみましょう。

前回の記事で、漢方を取り入れた生活習慣の改善をお伝えしました。

今回は、漢方医学の「気・血・水」のバランスを整える食材をお伝えします。

食材

「気」にいいとされる食材

①気滞 ~エネルギーが停滞している~

「気滞」には、酸味・香りのある食材がオススメです。

グレープフルーツやみかんなどの柑橘類、ハーブや香味野菜など香りがあるもの、梅干しなどです。

レモンをサラダや唐揚げに絞ってかける、ハーブティーを飲む、ちょっとしたことでも酸味や香りを補うことができます。

食材を摂取するだけでなく、レモンやグループフルーツなどのアロマを焚くと、気の巡りをよくしてくれます。リラックス効果がありますので、憂鬱になるなど、心の不調を感じている方には是非試していただきたいです。

②気虚 ~エネルギー不足~

字のごとく、気が不足している状態です。エネルギー不足ですので、白米・玄米などのエネルギー源をしっかり食べることをオススメします。

また、サツマイモやじゃがいもなどの芋類や、枝豆やグリーンピースなどの豆類もオススメです。

私はこの「気虚」タイプです。自分の生活習慣を見つめ直してみると、朝ごはんを抜いたり、忙しくて昼食をすっ飛ばしてみたり、心当たりがあります。

いきなり、栄養満点の朝食を毎日食べることはハードルが高かったので、まずは「とにかく何かを食べる」ことから始めています。

徐々にハードルを上げて、持続できるよう心がけていきます。

「血」にいいとされる食材

③血虚 ~血が不足している~

「血虚」には、黒豆、黒ゴマ、黒きくらげ、ひじき、レバー、牡蠣、トマトがオススメです。

中国では、昔から黒いものと赤いものがよいとされています。

貧血には、レバーや牡蠣がいいとよく聞きますが、黒い食材も効果的だそうです。

手軽に始められるものとして、白米に黒ゴマをかけて食べる!これだと面倒ではありません。

「血虚」の症状は、貧血やめまい、肌や髪の乾燥で悩む方が多いです。

乾燥が気になる方は、意識して摂取してみるといいですね。

外から保湿することも大事ですが、体の中からも整えていきましょう。

④瘀血 ~血の巡りが停滞している~

血の巡りをよくするために、血液をサラサラにしてくれる食材がオススメです。

昔からよく聞くのはタマネギですね。

その他にも、小豆、黒豆、なす、チンゲン菜、モロヘイヤが効くとされています。

「瘀血」の症状は、シミやクマ、傷跡が治りにくいなどの肌トラブルの他、肩こりや頭痛を引き起こしやすいといわれています。

「水」にいいとされる食材

⑤陰虚 ~体の水分不足~

水を補う食材が有効です。梨やりんごなどの果実、ネバネバ食材の山芋やオクラがオススメです。

また、アーモンドや松の実などのナッツ類も、体を潤してくれるといわれています。

水分不足からくる便秘や、のぼせやほてりにも効果があります。

コーヒーには、利尿作用がありますので、陰虚タイプはあまり飲まない方がいいとされています。

しかし、生活習慣病の予防効果があるとされていますので、適度に楽しめるといいですね。

ホットフラッシュに悩んでいる当社のスタッフは、1日に何杯もコーヒーを飲んでいたようですが、現在摂取量を減らしています。効果があったか、またお伝えできたらと思います。

⑥水滞 ~血液以外の水分の滞り~

きゅうり、冬瓜、すいかなどの瓜は、水の巡りをよくしてくれる働きがあるといわれています。

また、小豆、はとむぎ、黒豆などの豆も効果的です。日頃の水分補給を、はとむぎ茶や黒豆茶にすると、日常生活に取り入れやすいですね。

「陰虚」とは逆で、「水滞」は下痢の症状が出やすいとされています。また、滞っていることで、むくみにもつながります。

まとめ

漢方になじみがなくても、意外と日常生活に取り入れやすいと思っていただけたのではないでしょうか。

「気」「血」「水」のバランスを整えて、健康を維持していくことも漢方医学の考えとなります。

まずは自分の体を知ることが大事です。

病院へ行く前のセルフケアとして、ご自身の「気」「血」「水」不足をチェックし、食生活の見直しができるといいですね。

生活・仕事に影響が出るほどツライ症状の場合は、お早めに医療機関を受診することも大切です。

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