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ワーケーション導入までに対策しておきたい、デメリットや課題を解決できる方法を紹介
近年、ワーケーションを導入する企業が増えています。
地方自治体でも試験的に開催されるなど、大変注目されています。
メリットが多いワーケーションですが、デメリットや課題も多々存在します。
どのようなデメリットや課題があるのか不明なため、導入に対して躊躇する企業も多いのではないでしょうか。
今回は、ワーケーションの導入に際して、注意したいポイントとその対策について解説します。
ワーケーションとは
ワーケーションとは、「Work」と「Vacation」を組み合わせた「新しい働き方」です。
つまり、「休暇を取りながら仕事もする」ということです。
一般的なワーケーションは、旅行に行きながらもある一定の時間は仕事をし、それ以外の時間は旅行先のアクティビティなどを楽しんで充実した時間を過ごすことを言います。
政府や地方自治体からも、「働き方改革」と「地方創生」、2つの目的を達成するための方法として支援が行われています。
ワーケーションのメリット
ワーケーションのメリットですが、まず、社員の働く意欲向上やリフレッシュが挙げられます。
社員の生産性向上を目的として、ワーケーションを福利厚生の1つとしても捉えることができます。
また、ワーケーションは広く経営戦略に活かすことができます。
人材採用が激化しているいま、競合他社との差別化戦略としても利用できるなど、人事戦略のひとつとも言えます。
ワーケーション導入の際、注意したいポイントとその対策
自由な働き方を実現できるワーケーションですが、オフィス以外の場所で働くことによるリスクも存在します。
ポイントは3つ、「勤怠管理」「人事評価」「セキュリティ」です。それぞれ解説していきます。
勤怠管理
出社や退社がなくなることによって、適切な勤怠管理がしにくくなります。
正確に労働時間を管理できなければ、『生産性の低下』『従業員満足度の低下』『適切な賃金が支払われない』などの問題が出てきます。
また、上司の目がないのをいいことに、業務を怠る社員が出てくるかもしれません。
反対に、就業時間を超えた長時間労働を行う社員が現れる可能性もあります。
労働時間を適切に管理することは、法的義務の観点から見ても重要です。
計画の段階で、規定や規則について明確に決めておく必要があります。
例えば、電話・メール・チャットなどを利用して始業時と終業時に連絡を入れてもらうよう徹底することが重要です。
また、ログイン履歴が自動的に保存されるチャットサービスを使用したり、労働時間管理システムを導入したりなども有効な対策です。
人事評価
業務の遂行状況やプロセスを把握しにくくなることによって、人事評価も難しくなるでしょう。
公平で透明性の高い評価制度が確立されなければ、『従業員の士気の低下』『不平等感の醸成』などの影響が出てきます。
なので、従業員の働き方や働く場所に関わらず、公平に評価を行える仕組み作りをする必要があります。
既存のもので、そういった仕組みがないのであれば、部門や職種に応じた新しい評価制度を構築しなければなりません。
そして、その評価制度を全ての従業員に公開し、従業員の不安を取り除く必要があります。
適正な人事評価を行うためには、勤怠管理でも触れたように、始業・終業の報告に併せて、業務内容の報告をしてもらうことが重要です。
統一された評価シートなどを用いて、目標や達成度などを管理できるようにできれば、さらに適正な評価が図れるでしょう。
また、ワーケーション利用者への連絡が滞ってしまい、人事評価が下がってしまうことを防ぐためにも、ワーケーション利用者のスケジュールの共有や、何かあった時の連絡手段を全員が把握できるようにしておくことも有効です。
セキュリティ
パソコンを社外に持ち出すことによって、ウィルスへの感染や情報漏洩のリスクが高まります。
パソコンなどのデバイスの紛失や盗難のリスクも高くなります。
利用するデバイスについては申請制にして、セキュリティー上の問題がないことを確認してから使用を許可する、など慎重にルールを作ることが重要です。
他にも、
「持ち出しを許可する書類・禁止する書類をはっきりしておく」「業務を行って良い場所について決めておく」などのルールを作成することや、
「無料Wi-Fiを使用しない」「決まったアプリを使用し、無断でダウンロードしない」これらのことを周知徹底しておくことでセキュリティー対策になります。
またセキュリティー対策ソフトの導入や複数デバイスの一括で管理するためのサービスの導入も有効です。
また、緊急連絡窓口を開示しておくなど、情報漏洩発生時の対処フローも決めておくことが必要です。
リスク対策を万全にしておき、快適なワーケーションを!
このようなリスクに対して、万全に準備をしておくことによって、ワーケーションはより快適で、安心できるものになります。
また、問題が発生した場合の対処方法を明確に決めておくことも大切です。
ワーケーションは従業員の生産性向上意欲向上や、地方創生が期待できる制度です。
ワーケーションの導入を検討していらっしゃる企業様は、今回紹介したようなリスクに対策することで、導入に対する不安も薄くなるのではないでしょうか。
将来的にはワーケーションというものが定着し、当たり前の働き方となるかもしれません。
早めにリスク対策しておくことは、決して無駄にはならないのではないでしょうか。
【今回の記事の参考にさせていただいたのはこちらの著書↓】
『ワーケーションのはじめかた』
技術評論社-ワーケーションのはじめかた案内ページ-
キャンピングカー株式会社 頼定誠・一般社団法人エコロジック代表 新谷雅徳
株式会社技術評論社/2023年2月
本書は,企業がワーケーションを導入する際に必要な実務を,時系列で紹介。ワーケーションの概要から,検討・準備・実施・リスクマネジメント・検証まで,導入実務全般を理解できます。また,最終章にはワーケーション誘致に関わる自治体や施設・アクティビティ関係者向けの内容もフォロー。巻末には,総合地球環境学研究所所長である山極寿一氏をはじめ,これまでワーケーションに関わってきたビジネスパーソンや自治体担当者のインタビューを掲載。ワーケーションに関する情報をまるごと詰め込んだ1冊となっています。
技術評論社-ワーケーションのはじめかた案内ページ/この本の概要-
時間と場所に縛られない!ワーケーション×キャンピングカー
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自分の好きな時間に、自分の好きな場所へ行って仕事をするのもよし、リフレッシュするもよし、自分のペースで過ごせるのがワーケーション×キャンピングカーの最大のメリットではないでしょうか。
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