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2024年05月30日 フェムケア

【更年期】漢方を取り入れた生活習慣の改善

女性にとって、更年期は人生の大きな節目の一つです。

ゆらぎ世代ともいわれていて、ホルモンバランスの変化に伴い、様々な心身の不調が現れる時期です。

個人差はありますが、日常生活に支障をきたすことも少なくありません。

更年期の症状を緩和するには、まずは自分の体と向き合い、生活習慣を見直してみることが大切です。

生活習慣を見直してみる中で、漢方を取り入れてみてはいかがでしょうか?

漢方になじみがなくても、意外と、日常生活でできることも多くあります。

「気・血・水」

漢方医学において、「気・血・水」は、心身の健康を支える三つの重要な要素とされています。これらの要素は、互いに密接に関係しており、バランスが崩れることで様々な不調が現れます。

漢方医学の気血水

生命エネルギーや活力を指します。体内のエネルギーを巡らせ、臓腑の働きを維持する役割があります。

「気」の不調は3タイプに分かれます。

①「気滞」・・・エネルギーが停滞している。

②「気虚」・・・エネルギー不足。

③「気逆」・・・気が上昇しやすい。

「気」が不足すると、疲労や倦怠感、集中力の低下などの症状が現れます。また、ストレスが溜まり、イライラを引き起こします。

「気逆」の場合は、更年期症状で多くみられる、のぼせやほてりの症状が出てくることがあります。

血液のことです。栄養素や酸素を体内に運搬し、老廃物を排出する役割があります。

「血」の不調は、2タイプに分かれます。

①「血虚」・・・血液が不足している。

②「瘀血」・・・血の巡りが停滞している。

「血」が不足すると、貧血や冷え性、立ちくらみなどの症状が現れます。

また、「血」が停滞すると、シミやクマ、傷跡が治りにくいなどの肌トラブルの他、肩こりや頭痛を引き起こしやすいといわれています。

体内の水分のことです。体液やリンパ液を構成し、体内の潤いを保つ役割があります。

「水」の不調は、

①「陰虚」・・・体の水分不足。

②「水滞」・・・水分の巡りが停滞している。

こちらの二タイプに分かれます。

「水」が不足すると、便秘、乾燥肌などの症状が現れます。更年期に、肌や髪の乾燥に悩んでいる方が多くいます。

また、「水」が滞っている状態だと、むくみや下痢の症状が現れます。下痢も更年期症状の一つとして挙げられます。

インターネットで検索すると、「気・血・水」の何が不足しているか、チェックしてくれるサイトが多くあります。

https://www.tsumura.co.jp/brand/kiketsusui

↑ 株式会社ツムラ様の気血水チェックのページです ↑

一度チェックしてみて、まずは知ることから始められるといいですね。

生活習慣の見直しをしてみよう!

「気・血・水」を整えるためには、まずは生活習慣を改善することが大切です。

✅バランスの取れた食事 →食事に関しては、こちらの記事をご覧ください

✅適度な運動

✅十分な睡眠

✅ストレスを溜めない

運動は「気」を巡らせる有効な方法の一つです。

しかし、普段まったく運動をされない方や、移動は車ばかりで歩くことがない方は、過度な運動をすると逆効果になる場合があります。

逆に「気」を消耗させてしまうのです。そういった方は、散歩やストレッチで、十分な運動となります。

ご自身に合った運動を、無理なく続けられるようにしましょう。

また、運動することによって「血」の巡りがよくなりますし、「水」のむくみ改善にも繋がります。

健康でいる為には、適度な運動が不可欠なことは皆さんよく知っていますが、更年期症状がある方も、同じなのです。

憂鬱になることが増えたという方は、人に会うことも大事です。

1人で殻に閉じこもってしまうと、余計憂鬱に・・・

家族以外に、自分の居場所はありますか?

外に出ること、人とくだらない話をすることで、憂鬱な気分が少しでも改善されるかもしれません。

改善しなければ漢方薬を

生活習慣の改善をしても効果がない場合は、漢方薬を取り入れてみるのもいいかもしれません。

漢方薬

漢方薬は、更年期の症状を改善するのに効果的な治療法の一つです。

医師や薬剤師に相談することが重要で、体質や症状に合わせて処方されます。

ホルモン剤は、乳がんになるリスクが少し上がる等、副作用が出ることがあります。

しかし、漢方薬は副作用が少ないのがメリットです。

効果が出るまで時間がかかることがありますが、悪いものをゆっくり体外へと排出してくれます。

焦らずに継続して服用することが重要です。

まとめ

「生活習慣の改善=漢方医学」と聞くと、意外に漢方は難しくないと思われた方もいるのではないでしょうか?

日常生活で取り入れることができることが多くありますので、お試しいただけますと嬉しいです。

病院へ行く前のセルフケアとして、まずは自分でできることを取り入れてみましょう!!

更年期だから・・・と決して諦めないで、更年期→幸年期に!!

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