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2024年06月17日 フェムテック

女性は皆が通る道!!更年期っていつから?

個人差はありますが、40代になると、体の変化を感じる女性が増えてきます。

ホルモンバランスの変化や加齢による衰えは、誰もが経験するものです。

「なんとなく、ここ最近調子が悪い気がする」

「更年期かな?」

と、不調があるにも関わらず、原因がはっきりしない場合も多いと思います。

「病院に行くほどではない」

「仕事が忙しくて、受診を後回しにしている」

このような方もいることでしょう。

体だけでなく、心の不調を感じる方も多くいます。

「イライラする」

「憂鬱になる」

更年期と、子どもの反抗期が被ってしまったら・・・家庭の雰囲気は最悪です。

夫が、双方の気持ちを分かった上で対処してくれればいいのですが、男性に更年期を理解してもらうのは、難しいかもしれません。

更年期症状は、人それぞれ!!

女性同士でも完全に理解しあうのは難しいです。

・生理のときに、倒れて救急車で運ばれる人もいれば、生理痛がまったくない人もいる。

・つわりが酷くて入院する人もいれば、つわり症状がない人もいる。

更年期も同じです。

気分の落ち込みやイライラが、もし更年期症状だったらどうしますか?

1番もったいないのは、更年期が過ぎ去るまで特に対策せず、我慢して過ごすことです。

自宅で更年期のセルフチェック

まずは、自分が更年期なのか知ることが大事です。

自宅でまずは、セルフチェックをしてみましょう。

女性ホルモンの検査が自宅でできる検査キット

検査キット

コロナウイルスのPCR検査で、唾液検査を利用した方もいることでしょう。

女性ホルモンの検査は、唾液・血液の他に、最近は毛髪でも検査ができるようになりました。

毛髪の場合、毛髪をカットするだけで済みますので、まったく痛みを伴わずに検査することが可能です。血液・唾液の検査方法よりも抵抗がないのではないでしょうか。

どの検査方法においても、10,000円前後でキットを購入することができ、

インターネットで検査キットを購入→検体結果の報告先を登録→検体をポスト投函の流れとなります。

簡略更年期指数(SMI)

更年期障害の症状を自己採点できるツールで、誰でもインターネットで簡単に利用することができます。

更年期障害の診断に直接利用することはできませんが、症状の程度を客観的に把握する目安として役立ちます。

症状
①顔がほてる10630
②汗をかきやすい10630
③腰や手足が冷えやすい14950
④息切れ、動悸がする12840
⑤寝つきが悪い、または眠りが浅い14950
⑥怒りやすく、イライラする12840
⑦くよくよしたり、憂うつになることがある7530
⑧頭痛、めまい、吐き気がよくある7530
⑨疲れやすい7420
⑩肩こり、腰痛、手足の痛みがある7530
※小山嵩夫先生が作成された簡易更年期指数より

症状の程度に応じ、○印をつけて合計点数をもとにチェックします。

51点以上の場合は、医師の診察をおすすめしています。

50点以下の場合は、食事や運動などの生活習慣を見直すことをおすすめしています。

婦人科を受診することも大事

簡易更年期指数で50点以下の場合は、セルフケアで更年期症状を和らげることができるかもしれません。

症状が緩和されたら、自分も家族もHappyです!!

仕事のパフォーマンスにもきっと影響してきます。

↑ セルフケアの一つとして、こちらの記事もご覧ください ↑

ですが、点数が高くなくても、仕事や家事に支障をきたしたり、不正出血があったり、何かしら不具合がある場合は、婦人科を受診した方が安心です。

婦人科の血液検査で、女性ホルモンの測定ができます。

更年期症状を抱える女性

あるとき友人から、生理が2週間続いていて量もそこそこあると相談を受けました。

更年期で生理週間が乱れてきてるのかな?とあまり重く受け止めていないようでしたが、検査をしてもらうようにアドバイスをしました。

結果、子宮体がんでした。このようなケースもありますので、自己完結しないことも大切です。

40代以降は、乳がんや子宮体がんの検査を定期的にしなくてはいけません。

女性特有の病気の検査と、更年期の相談、どちらも親身になってくれるかかりつけ医を見つけることができるとベストです。

病院を受診する場合は、更年期に理解の深い婦人科がおすすめです。

まとめ

まずは、自分の体を知ることが何より大切です。

セルフチェックをしてみて、

「病院を受診してみよう」

「生活習慣を見直してみよう」と、思っていただけたら嬉しいです。

更年期症状は、我慢してやり過ごすものではありません。

更年期→幸年期に!!

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